女性歯科医師の独り言

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zoom RSS 歯を抜かなければならないとき

<<   作成日時 : 2008/05/29 00:12   >>

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1本の歯を失う・・・。これはとても大変なことなのです。
ふつう成人には28〜32本の永久歯があります。

歯を抜かなければならない原因は
  「歯周病」 「虫歯が進行しすぎている」 「歯が割れてしまった」
  「歯のはえている位置や向きが著しくずれている」・・・  などいろいろです。

歯を抜くということは、
食物を咬むための情報を脳に伝えるセンサーが歯1本分無くなるということです。
抜歯によって失う機能を補うために、更なる治療が必要になる、ということです。
患者様の精神的な負担も大きなものになります。
ですから大変なことなのです。


「状態の悪い歯を抜歯して、症状が無くなって良かったですね。」ということではないのです。

歯を抜くことを歯科医師が判断する際に、何を考えているかというと・・・
私は、「歯科治療は機能回復のためだけでなく、
その先の起こりうるトラブルを予測して行われなければならない」
と教えられてきました。

歯を抜いて治療した場合と、歯を抜かずに治療した場合を比べて、
患者様は何でもおいしく食事できるようになるのか、
他の歯の負担が大きくなりすぎて別の場所にトラブルが起きるのではないか、
治療後の状態をどのくらい維持できそうか、
次に起こりうるトラブルはどんなことで、それにどのように対処するのか、

抜歯をした方が良く咬めるし、長持ちする治療の計画が立てられます。
しかし患者様にとっては、歯を抜かないことが大事で、短い期間でもその歯を残すことがいい場合だってあります。

また歯科医師が次に起こりうるトラブルを予測した上で、もう少しの間その歯に頑張ってもらいたい場合もあります。

日本では歯を抜かずにできるだけ保存することを、どの歯科医師も一生懸命考えていると思います。
ですが、ほとんどの場合は「抜歯の基準」というのがあって、保存不可能なことが多いのが現実です。

「残せるかどうかギリギリの歯」に対してどのように治療をしていくのか、
これは歯科医師にとっても、患者様にとっても大変難しい問題なのです。

おがた歯科医院
http://www5b.biglobe.ne.jp/~ogata-dc

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